皆さん、こんにちは!
プロノアの新川です!
いきなりですが皆さん、有機ELディスプレイってご存じですか?
iPhoneで例えると、iPhoneX、Xs、XsMax、11Pro、11ProMaxなんかが有機ELディスプレイを採用してますね。
また、薄型4KTVなどでも採用されています。
通常のディスプレイと何が違うのか。
実は僕、大学時代は工学部でして、この有機ELディスプレイについて研究をしてたのです!
今回は特にスマホに焦点を当てて説明していきますね。
例としてiPhone11とiPhone11Proを比較していきます。
iPhone11は液晶ディスプレイが使われており、11Proは有機ELディスプレイが使われております。
まず、有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの一番の違いは何か。
それは発光ユニットの必要の有無です。
液晶ディスプレイは自発光が行えないため、発光ユニット(バックライト)が必要になります。
有機ELディスプレイは有機EL発光層というものが組み込まれており、自発光が行えます。
これによるメリットは3つ。
一つ目は、薄型化が可能。実際、iPhone11(厚8.3mm)に対し、11Pro(厚8.1mm)と有機EL採用モデルのほうが薄くなってます。
二つ目は、コントラストの高さです。有機ELディスプレイの黒は本当の黒なのです。
え?意味が分からない?詳しく言うと少し異なるのですが、有機ELディスプレイの黒は光量0で液晶ディスプレイの黒は光量0ではないということです。液晶ディスプレイで黒を表示しても光量が0ではないため、黒よりのグレーに近い表示になります。
三つ目は、消費電力が少ないことです。同サイズのディスプレイの場合、有機ELの方が約2、30%消費電力が少ないと言われています。スマホのサイズで積めるバッテリーサイズはたかが知れているため、バッテリー持ちにつながるこれも利点と言えますね。
基本的に1~4年で機種を買い替えるスマホにおいてはそこまで気にしなくても良いのですが、デメリットもいくつかあります。
一つ目は液晶ディスプレイに比べ、高価かつ寿命が短い。
二つ目は焼き付きが起こりやすい。
そもそもディスプレイって基本的にはより綺麗に見えるものが良いといわれることが多いので、液晶ディスプレイよりは有機ELディスプレイの方が優れていると言えます。
今後、スマホを買い替える際には是非有機EL搭載モデルをご検討ください!(笑)
株式会社プロノア 執行役員 新川泰平