皆様こんばんは
3月も終わりに差し掛かり、これから新社会人、新入生の方々には新たな生活が始まろうとしています。
実は、今月15日に確定申告を行ったのですが、その時ふと疑問に思ったのですが日本の税金って世界的に見てどれくらい違うのだろうかと。
なので、今回は日本の税金について世界と比較してみました。
これから始まる新生活で、お給料をもらう方々にもかかわってくることもあるので是非ご覧になってみてください。
①税金の種類
日本には主に国税、地方税の2種類に分けられ、そこからさらに所得課税、資産課税、消費課税に分けられます。
・国税
―所得課税:5種
―資産課税:4種
―消費課税:15種
・地方税
―所得課税:2種
―資産課税:11種
―消費課税:10種
※1
国税、地方税合わせて47種の税金があることがわかりました。
上記資料に税金の一覧を載せていますが、これだけ税金には種類があるみたいですが、見ていて思うのは、入湯税、ゴルフ場利用税ってもうなんであるのか訳が分からないものまであるみたいです。
②世界と日本の税金の比較
今回比較していくのは、消費課税に含まれる訳の分からない税金は省き、皆様に一律掛かってくる消費税、所得税について比較していこうと思います。
・消費税
―デンマーク:25%
―イタリア:22%
―日本:10%
―カナダ:5%
※2
・所得税
収入が1000万円を基準にした際に所得税として徴収される額を基準比較しています。
―イギリス:194.5万円
―ドイツ:167.3万円
―アメリカ:99.5万円
―日本:100.9万円
※3
こうしてみると日本の税金って実はそこまで高くないことがわかります。
③日本の税金って高いの?
結論から言うと高いわけではありません。
全体的な税率としては世界的には平均的ですし、消費税に至っては下から数えたほうが早いほど低い税率となっています。
ではなぜ、日本の税金が高いというイメージがあるのか。
理由として挙げられるものが2点あります。
・高所得者に対する所得税
―日本という国はより多くを持つ者から取るという考えで税率が決まっており、所得税の最高税率は住民税まで含めると55%と世界で2~3位の高さとなります。なので、所得の多い人ほど所得に対して税金として徴収される額は多くなっていくので高いイメージを持たれる理由になっているのかもしれません。
・収入の減少と増税
―日本の税金は高くないと上記で言いましたが、日本の税金が高いというイメージを持たれている理由として国民の収入の減少が挙げられます。
現在日本は全体的な所得の減少に伴う低所得者の増加が問題になっていますが、皆様の所得が減ったにもかかわらず、税率が下がったかと言われると変わっていないどころか一部増税まで行われています。全体の所得が減っているのに、負担する税金は変わらないとなれば税金が高いというイメージを持たれてもしょうがないと思います。
以上のことから、日本の税金は決して高いわけではないですが、高いと感じる要因はあることがわかりました。
僕らの福祉に使われている税金ですが、国民である以上は払っていかないといけないものなので、できれば皆様も嫌な顔をせずに収めてください。
では、今回はここまで。
参照
※1:https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a01.htm
※2,3:https://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page13.htm