皆様こんばんは!
株式会社プロノアの佐古野です。
今回はpaypayの利益がどこから出てきているのかについて話そうと思います。
2019年の10月から消費税増税に合わせて政府が出したキャッシュレス化の推進に伴い、各会社がスマホ決済サービスを出している中、ヤフー とソフトバンクが共同で作ったpaypay。出た当初は、「100億円あげちゃうキャンペーン」などで一時期話題となりました。皆様のなかにも、このキャンペーンがあったからpaypayを使われてるというかたもいらっしゃると思いますが、ここでふと疑問に思いませんでしたか?
スマホ決済ってチャージして、チャージした分だけしか使えないのにどこから利益が出ているのだろうって。
結論から言うとpaypayは利益を出していません。未だに赤字続きとなっています。
元来、決済会社は導入してくれている会社に決済手数料を取って利益を上げています。しかし、paypayは2021年9月まで決済手数料を取らない様にしているため、paypayという会社だけで見れば赤字しか出していない会社となっています。
では、なぜその様なサービスを続けているのか、それには大きな3つの理由があります。
・使えなければ消費者に選ばれなくなってくる。
年々増加しているスマホ決済利用者と政府がキャッシュレス化を推し進めていることから、将来的に現金そのものを持ち歩かなくなる人が増えていきます。そうなると、スマホ決済を使える店と使えない店だったら使える方に行きますよね。さらに、スマホ決済サービス利用率1位はpaypayであるといことを踏まえると、paypayが使えない店は選ばれなくなっていくということになっていきます。
実際に僕も何か買い物する際、paypayが使えないという理由で別の店に行ったことは1度や2度ではありません。
・集客の大きなデータが集まる。
paypayは簡単なプロフィールを登録することができます。そのプロフィールを登録されたpaypayで買い物をすると、購入したデータが生まれるわけです。
例えば、福岡に住んでいる30代の男性がAという商品を買っていったというデータを他の企業に提供したり、自社製品をプロデュースするときの参考にしたりすれば、収入が生まれてくるようになります。
やはりデータはビジネスをしていく上で最も大切な役割を果たしますから、そういった意味でpaypayは凄い情報源になるのは間違いないです。
・softbank、Y!mobileユーザーが増える。
softbankとYahooが共同で作った会社だけあってsoftbank、Y!mobileユーザーには買い物した際に還元されるポイントが優遇されるなど、paypayを利用している人たちはそれ目当てで携帯会社を変えることも珍しくありません。
以上の3点がpaypayが赤字を出し続けていても未だ事業を拡大し続けている理由というわけです。
Yahooやsoftbankからしてみれば、将来的に大きな利益を生んでくれるビックビジネスのための先行投資でしかないわけですからまだ利益が出なくてもいいというわけです。
これらが、paypayという会社が利益を生み出す仕組みとなっています。
人間出かける時は身軽な方が動きやすいので、その様なときに皆様もスマホ決済はとても便利なので是非ご活用ください。
では今回はここまで!
株式会社プロノア 佐古野璃輝